図1 三原テレビ放送が想定するICT利活用のイメージ
図1 三原テレビ放送が想定するICT利活用のイメージ
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図2 STBを活用した安否確認システム
図2 STBを活用した安否確認システム
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 三原テレビ放送(m-CAT、ホームページ)は加入者を対象に、ケーブルテレビのネットワークを活用した「買物支援」および「見守り」の実証実験を2012年3月から4月にかけて実施する(図1)。100名程度のモニターの募集を行っている。

 この実証実験は、実験に参加する加入者宅に双方向型セットトップボックス(STB)を設置、テレビ画面で地域のスーパーや商店の商品を注文し、自宅まで配送する「買い物支援」を行う。

 セットトップボックスはサーバーに接続されており、画面に買い物メニューが表示される。赤外線経由によるリモコン操作で注文ができる。50台程度タブレット端末も導入する計画で、このタブレット端末をリモコン代わりに使用して、赤外線経由で注文することも可能である。「買物に不便を感じているかたのお手伝いが目標」という。

 実験は、地元のスーパーや薬局などの5店舗の協力を得て行う。商品は、食料品(野菜、精肉、鮮魚など)をメインに、日用品など約400品目が準備される。

、見守りサービスは、ひとり暮らし、あるいは高齢者などが対象である。離れて暮らす家族へ、STBの電源を入れたことを自動的にメールで知らせて、安否の確認ができる(図2)。