【A3 Together シリコンバレー賞受賞者の米国訪問記】

ベイエリアでエンジニアとして働くということ

ハートビート作者 The Team HeartBeat 鈴木達矢氏

鈴木達矢=Webデベロッパー 2012/02/28


 ITproが主催したAndroidアプリコンテスト「A3 Together」では、米国への渡航を副賞とする「シリコンバレー特別賞」を設けました。受賞者が米国で見てきたもの、体験してきたものを訪問記として執筆していただきました。今回の訪問記は、地震発生時に家族や友人にメールを自動送信するアプリ「ハートビート」で受賞したTeam HeartBeatの鈴木達矢氏です(編集部)。

 私は、「ベイエリア(サンフランシスコ周辺)でエンジニアとして働くということを、日常のレベルで見てみると」いう視点から、イベントに参加し、そこで働く人に話を聞いてきました。

技術者コミュニティのMeetupに参加

 まず私が行ってみたのが「SFJS」というJavaScriptコミュニティの、こちらのMeetup(集まり)です。

写真●SFJSのMeetupでのSteve Sounders氏による講演
[画像のクリックで拡大表示]

SFJS #19: HTML5 and Google Dart with Steve Souders and Gilad Bracha

 前半が米O'Reillyから出版されている『High Performance Web Sites』の著者、Steve Sounders氏によるJavaScriptの最適化のお話でした。

 最適化に有用なツールを紹介しつつ、主にJavaScriptのライブラリをロードするタイミングに焦点を当て講演していました。UI/UXの重要化と供にJavaScriptのコードも肥大化しています。今後さらに多くの開発の現場でフロントエンド向けのコーディングパターンや最適化の手法が有用になり、一般化していくのではないかと感じました。

 ご興味を持たれた方は、講演で使用されていたこちらのスライドをどうぞ。

JavaScript Performance

 後半がGilad Bracha氏によるGoogle Dartの紹介です。DartはJavaScriptに取って代わることを目的としたクラスベースのコンピュータ言語です。型付けが任意、VM(仮想マシン)上で動作、JavaScriptにコンパイルすることもできる、文法がシンプルであることなどを特徴としています。「『素のJavaScriptでは大規模で継続的な開発をしづらい、JavaScriptはバックエンドの言語とは違いパワーによる解決ができない』といった問題が契機になって生まれた言語なんだ」とのこと。オブジェクト指向に馴染みやすいという文法をメインにお話されていました。今後のパフォーマンスの改良と、どれくらいのブラウザがVMをネイティブサポートするかがDartの普及に関わってくるのではないでしょうか。

写真●Gilad Bracha氏によるGoogle Dartの紹介
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 こちらもスライドが公開されています。

A Walk on theDart side

 本の著者や話題のコミュニティの人の一次情報を仕事帰りに聞くことができ、直接口頭で質問できる、というのはベイエリアで生活する大きなアドバンテージだと感じました。

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