システム運用の世界にも、次々と変化の波が押し寄せている。開発分野と比べればいくらかゆっくりだろうが、数年の間に運用の現場は様変わりしてしまうかもしれない。

 変化の要因は多岐にわたる。クラウド/仮想化の普及、運用コストの削減要求、運用組織の変革などだ。

クラウド時代の「運用の常識」

 クラウドが普及すると、システム運用業務は自社で行う必要がなくなるのか。答えは「ノー」。“運用の常識”は変われど、その仕事の重要性は変わらない。クラウド時代に身に付けておくべき運用の常識を解説する。

常識破りの運用保守コスト削減策

 常識を打ち破るような運用・保守コスト削減策を“発明”した企業が続々と現れている。ユーザー企業20社への取材で判明した、様々なコスト削減策を紹介する。

どう変わる?仮想化の運用管理

 仮想化によるメリットを最大限に引き出すには、運用面でいろいろと留意すべき点がある。仮想化環境における運用管理の仕組みを構築する際の基本的なアプローチからツール選び、運用管理の実際までを解説する。

IT運用管理者の役割と責任は大きく変化

 ますます高まる「運用」の重要度に比べて、現在の運用部門/担当者の「意識」や運用の「位置付け」がまだまだ低すぎる。「運用」をもっと前向きにとらえれば、運用部門はより付加価値の高い働きかけをしていくことができる。