2011年9月に正式リリースされたWindows Azure Service BusをJavaから利用するためのライブラリが公開されました(関連記事)。近年のマイクロソフトが積極的に取り組んでいるオープンソースソフトウエア(OSS)の利用やオープン標準への準拠の一環です。

Service BusをサポートしたLibraries for Javaがリリース

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 2012年1月10日、「Windows Azure Libraries for Java」の最新版が利用可能になりました。このバージョンでは、Windows Azure Service BusでREST APIによるアクセスがサポートされています。Windows AzureアプリケーションをJavそれ以外に、December 2010 Updateでも発表があったWindows Azure上でのNode.jsの利用やHadoop対応など、近年のマイクロソフトの製品やテクノロジーには様々なOSSの利用やオープン標準が積極的に取り入れられてきています。

●関連情報
Windows Azure Libraries for Java
Windows Azure Java Developer Center](日本語ページに遷移してしまう場合は、画面左下の言語&ロケーションを「日本語」から「English(United States)」に変更して下さい)
Windows Azure Libraries for Java Available, including support for Service Bus
オープン ソース、オープンな標準にマイクロソフトはどう取り組んでいるか ~ 丸山 不二夫 × Gianugo Rabellino 対談 ~

SDK 1.6で診断機能がデフォルトで有効に

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 Windows Azure SDK 1.6を使ってVisual StudioでWindows Azureアプリケーションを作成する場合には、デフォルトでWindows Azure診断機能が有効になっています。これにより、診断ログをアプリケーションを発行したストレージアカウントに転送、保存する設定になっています。この機能を意識しないままアプリケーションをWindows Azureへデプロイした場合、意図しない大量のトランザクションが発生することとなりますのでご注意ください。

 この機能が有効になっているかは、Visual Studio上でロールのプロパティから構成、設定などを確認できます。Windows Azure診断機能およびログ転送を設定しない場合は、[診断]の項目で[診断を有効にする]のチェックボックスをオフにします(画面参照)。

●関連情報
With Azure SDK 1.6, Azure Diagnostics is enabled by default can cause thousands of daily transections to Azure Storage](Avkash Chauhan氏のブログ)