ITの利用を極力排して、対話中心のコミュニケーションを目指す―。本書ではこの行動に、会社や部署単位で取り組むことを「IT断食」と呼んでいる。IT断食のノウハウに終始するのではなく、ムダな電子メールやプレゼンテーションなどが情報の「過剰摂取」を生む様を書く前半が面白い。世代別の副作用分析は、誰にも耳が痛い話になっている。

「IT断食」のすすめ

「IT断食」のすすめ
遠藤 功/山本 孝昭著
日本経済新聞出版社発行
893円(税込)