改善活動に欠かせないのが、現場の実態を見える化する基準だ。データを集計してKPI(重要業績評価指標)を定めたり、トラブルやクレームを定義したりしている。

 しかし、見える化の基準が有効に機能しないケースがある。例えば改善テーマから外れた指標を設定した場合や、経営戦略を転換した後も従来の基準を使い続けた場合などだ。現場の見える化の基準を適切に見直すポイントを、基準を実際に改めた事例とともに紹介する。

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