ジャンル ビジネス
アプリ名 Automatic Task Killer(日本語版)
作者 S.Tachibana
料金 無料
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このダイアログがすべてを物語っている。スリープから復帰するときに、アプリを終了してどれだけのメモリーを解放できたかがひと目でわかるのだ

 これまでのケータイからスマートフォンに変えたら、電池の持ちが悪くなったと感じるケースは多い。理由はいくつもあって、徹底的な電源管理をしていた国産ケータイと海外製OSをベースに作るスマートフォンのこなれ方の違いであったり、便利に使えるようになって長時間使ってしまうことであったりする。また、便利で楽しいアプリがたくさんあるからインストールしていると、実はバックグラウンドでいくつものアプリが細々と稼動して電池を消耗しているような場合もある。

 ユーザーが利用を意識せずに勝手に通信するようなアプリがバックグラウンドで動いていると、特に電池の減りが早く感じることになる。知らず知らずにカバンやポケットの中で、スマートフォンを“使って”いることになるからだ。いずれにしても、アプリをバックグラウンドで起動したままだと、電池の消耗につながる可能性はあるし、メモリーも占有してしまう。そうしたときに対策として使うのが、タスクキラーなどと呼ばれるアプリだ。稼働しているアプリを簡単に終了させることができて、バッテリーやメモリーの消費を抑えられる。

 今回紹介する「Automatic Task Killer(日本語版)」もそうしたタスクキラーアプリの1つだ。そのキモは「(日本語版)」にある。タスクキラーアプリの多くは海外製で、英語にフレンドリーな人には問題ないだろうけれど、多くの日本語人にはちょっと使いにくい。だから、アプリそのものが日本の作者で日本語版として提供されていることの安心感がまずもってありがたい。そして、上の画面のように、アプリを終了してメモリーを解放したことが明示的にわかる点も納得のポイント。こうしたアプリは、劇的な効果が必ずしも得られるとは限らない。このアプリなら、メモリーの解放という数値の表現のお陰で、ご利益がすぐに実感できそうだ。