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 西欧と北欧のセキュリティベンダーはバラエティに富んでいる。ドイツの2社は検知率重視の姿勢など似ている部分もあるが、G Data Softwareはダブルエンジンやモバイル対応など搭載機能やラインアップが目をひくのに対し、アビラは動作の軽さやウイルス対策ソフトの無償版など、シンプルさが目立つ。特定のOSやユーザー層への強さで存在感を放つベンダーもある。フランスのIntegoはMac OS X用で知られる。フィンランドのエフセキュアは、パソコンのほか早くからモバイルセキュリティに注力。英国のソフォスは、顧客ターゲットを法人に絞っている点が特徴的だ。スペインのPanda Securityで目をひくのはクラウドの利用。ウイルスを自動分析する仕組みを持ち、パターンマッチングまでクラウド側で実施する無償のウイルス対策ソフトがある。