年末になると、いろいろなところから「○○ランキング2011」といった話題が出てくる。今年の新語・流行語大賞は「なでしこジャパン」だが、IT分野ではどうだったのだろうか。ITproのニュースを通して、さまざまなジャンルのランキングを見てみよう。それらランキングの上位に入った項目を見出しに示したので、何のランキングか考えてみてほしい。

 なお、来週はITproの2011年アクセスランキングも発表する。そちらもお楽しみに。

1位:Rebecca Black 2位:Google+ 8位:東京電力

 「Rebecca Blackって何?」という読者が多いかもしれない。これはGoogleの検索エンジンにおける、2011年急上昇検索キーワードのランキングだ。8位には、福島第一原子力発電所の事故を受け、「東京電力(TEPCO)」がランクインした。

1位:渡辺謙 2位:孫正義 3位:スティーブ・ジョブス

 モバイルマーケティング・ジャパン、ネットマイルが今年11月に、スマートフォンユーザーのSNS利用に関する調査の一環として「スマホが似合う著名人」を尋ねた結果である。NTTドコモのコマーシャルに出演している渡辺謙氏がダントツ。

1位:Steve Jobs 2位:Bossypants 3位:A Stolen Life

 日本人には謎めいて見えるが、Amazon.comにおける今年の書籍販売ランキングだ。ハードカバーとKindleコンテンツを合わせた総合首位は、公認伝記「Steve Jobs」だった。同書は、Jobs氏が死去(10月5日)して間もない10月24日に発売された。

1位:無料のIP電話 2位:アイコンの整理 3位:Android設定変更

 Android用アプリの情報サイト「アンドロイダー」を運営するルクレが、2011年Androidアプリの年間ランキングを発表した。1位になったのは、スマートフォン間でテキストメッセージの送受信やIP電話による通話が可能な「Viber」だ。そのほか、東日本大震災の影響を受け、地震や防災関連のアプリが上位に顔を出した。

上位:Consumer CellularやCredo 最下位:AT&T

 これは米Consumer Reports誌が公表した米国通信サービス顧客満足度調査の結果。最も満足度が高かった通信キャリアは、Consumer CellularやCredo、U.S. Cellularなど比較的小規模な事業者だった。AT&Tは、前年に続き最下位だった。

1位:ネットワークスペシャリスト 2位:データベーススペシャリスト

 日経コンピュータが今年実施した調査企画「いる資格、いらない資格」の中で、「ユーザー企業のシステム部長がITベンダーの技術者に取得してほしい資格」が上記の資格である。このほか、「システム部長が部下に取得させたい資格」「ITベンダーの人事担当者が自社の技術者に取得させたい資格」などいろいろランキングがあるので参考にしてほしい。

1位:東日本大震災 2位:Ron Clark氏の寄稿 3位:星座関連

 上記のランキングは、米国のFacebookユーザーが今年最も注目したニュース記事だ。1位は、福島第一原発や仙台市の衛星写真(地震発生前と発生後)を掲載したThe New York Timesの記事だった。

1位:英語 2位:日本語 3位:ポルトガル語

 これはTwitterで利用されている言語のランキング。英語が一番多いのは当然として、日本人にはやはりTwitter愛好者が多いようだ。「アラブの春」でSNSが革命を支えるツールとして利用されたせいか、ここ1年間でアラビア語のメッセージが21倍に増えたという。