「なぜ事業戦略の遂行にもっと関与できないのか」「なぜ変革を促すような提案を積極的にできないのか」「なぜ成果に対する説明責任を果たせないのか」――。システム部門に対し、経営層からはこのような不満があがっている。
業務プロセスの全体を俯瞰できるシステム部門は、全体最適の観点から業務改革や戦略的な情報システムを提案・推進できる存在といわれる。だが、経営層の多くは「事業への貢献が不十分」と考え、不満がたまっている。システム部門自身も厳しい現状を自覚しているが、どうしようもない事態に陥っている。
システム部門の自己改革には明確な目標とシナリオが必要だ。事業に貢献するシステム部門として生まれ変わるための「再生計画」を解説していこう。
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