2010年ランキングでも上位に入っていた芦屋広太氏の人気連載「一つ上のヒューマンマネジメント 評価を高める仕事術」が、今回は4位までを独占。ベスト20では計9本がランクインした。2010年に7本がランクインし最高位は3位だったのと比べても、さらに人気上昇した。
芦屋氏の今シリーズの上位4本はいずれも、「話し方」に関わるテーマだった。1位は「抽象的なこと」を言う人は仕事が遅い。以下、2位が「ひと言で語れない」人が残念な理由、3位が「簡潔に話す」六つのポイント、4位が「本質を語れる人」になる6の習慣となっている。
それを念頭に振り返ると、2011年は、東日本大震災関連の話題の陰に隠れがちであるが「スピーチやプレゼンテーションへの関心が高まった1年」といってよいのかもしれない。洋画「英国王のスピーチ」が2月に公開、DVDは9月に発売されヒットした。書籍では、『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則』(カーマイン・ガロ著、日経BP社)が7月に発刊されヒットした年でもあった。
自己啓発や自己管理を主眼とするselfupコンテンツは、比較的古いコンテンツも息長く読まれる傾向にある。今回のベスト20ランキングでも、2010年以前の記事が半数を占めた。その中で最上位が5位の【医療ジャーナリストの視点】「うつ病」と「適応障害」はどこが違うの?だった。この記事は2008年5月の公開記事で2008年ランキングでは9位に入り、2009年は3位、2010年ランキングで1位と、根強い人気がある。適応障害に関する記事を探しサーチエンジン経由でこの記事にたどり着いた読者も多かったようだ。
このほか、就職人気や、資格に関する記事も人気がある。9位の【2012年春採用版 IT業界就職人気ランキング】総合人気ランキング 上位100社を一挙公開、11位の【市場価値のある資格はこれだ!】総論:ベンダー技術者はプロマネ、IT部門はセキュリティ資格に注目、13位の【記者の眼】システム部門を強くする「資格のススメ」などだ。
この師走、仕事に全力投球だった方は、2008年公開ながら14位にランクインした【元気が出る!ツボ押しレッスン】第4回 首のコリを取るをぜひお読みいただきたい。