製品名 |
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ついまる |
メーカー名 |
タカラトミー |
カテゴリ |
Windows用USBデバイス |
購入先など |
インターネット通販 |
価格 |
メーカー小売希望価格は2480円。ネット通販で約2200円で購入。男性声の「フォ郎」と女性声の「フォロ美」の2モデルがある。 |
前編に続き、今回もタカラトミーが販売するTwitterのタイムラインを音声で読み上げてくれるUSB接続のデバイス「ついまる」を実際に使い、便利な点、気になった点などを解説する。
さて、このついまる、筆者の利用目的はもちろん前編で述べたように「作業時の集中力向上」である。原稿執筆時などに、知人のつぶやきなどが気になって、つい手を休めてチェックしてしまうといった行動をなるべく減らせるようにしたい。
集中力の途切れを最小限に抑えられる
こうした目的なら、ついまるはかなりの威力を発揮する。Twitterの場合、(1)気になるユーザーが何かつぶやいていないかの更新チェックの誘惑、(2)Twitterクライアントのタイムラインを見ることによる視線移動と意識の分散、(3)Twitterクライアントを操作することによる作業の停止――などが集中力を大きく奪う要素となる。
ついまるを使えば、音声でタイムラインをチェックできるので、原稿を書いているテキストエディタから視線をまったく動かさずに済むうえ、手を止める必要も生じない。更新されれば自動でしゃべるし、ついまるが無言でいる限りタイムラインが更新されていないことは明らかなので、心への割り込みも発生しないとは言わないが大幅に少なくなる(写真1)。
「音声でつぶやきが聞こえたって集中力は乱されるのでは」と考える人もいるかもしれないが、実際に使ってみれば集中力の乱され度合いは明らかに小さいことが分かる(少なくとも筆者の場合はそうだ)。最初のうちはついまるの合成音声に慣れていないので確かに耳障りに感じるが、慣れてくればBGMのようにほとんど意識せずに済むようになる。一方的に読み上げるだけで、こちらから返信などのアクションがとれないこともプラスに働く。
筆者の場合、この「ついまるによるTwitter BGM化」の効果はてきめんで、自宅に持ち帰った原稿を集中して仕上げたいときなど、Twitterクライアントを完全に閉じて代わりについまるを使うことにより明らかに集中力持続時間がアップした。年齢を重ねるにつれ、長時間集中力を保つのが難しくなっていることもあり、非常にありがたい。