写真●検証用ラボの様子
写真提供:日商エレクトロニクス
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 日商エレクトロニクスは2010年9月からデータセンター事業を開始。2011年10月には、大阪市北区に2拠点目の「堂島データセンター」を開設した。2012年度には、北海道、首都圏、中部にそれぞれ新たなデータセンターを開設する計画で、幅広いエリアでのサービス提供を目指している。

 提供するサービスは、ハウジング、物理/仮想ホスティングがある。6月には、東京のデータセンターから大阪のデータセンターにリモートでバックアップするサービスを追加した。初期費用3万円、月額5万円で、500Gバイトのデータをバックアップできる。

オンプレミスのシステムも一元監視

 運用・技術の支援体制で、他社との差異化を図る。宮倉雅史氏(エンタープライズ事業本部 グループ事業戦略統括部 データセンター事業室 室長)は「独自開発した運用管理ツールを使い、オンプレミスおよび他社のデータセンター内のシステムを含めて一元監視が可能だ」と説明する。障害対応に当たる運用担当者は約100人。東京都江東区の「NETFrontier Center」から遠隔監視している。

 NETFrontier Centerには、製品や技術を検証するためのラボもある(写真)。さまざまなサーバーやストレージ、ミドルウエアを用意し、実機による検証が可能だ。検証結果は運用担当者にフィードバックする。ユーザーが検証環境を利用するためのテストルーム(4部屋)も用意する。トレーニングルームも3部屋あり、同社の技術者による講義を受けられる。

基本情報
●名称:堂島データセンター
●場所:大阪市北区堂島
●最寄り駅:梅田駅
●料金:要問い合わせ