写真●netXDC東京第3センターの状況を管理するための監視センター。写真提供:住商情報システム
写真●netXDC東京第3センターの状況を管理するための監視センター。写真提供:住商情報システム
[画像のクリックで拡大表示]

 東京都文京区に立地する「netXDC東京第3センター」は2011年8月にサービスを開始した。「文京区という好立地なので、万が一のシステムトラブル時などに顧客に素早く駆けつけてもらえる」と外村克憲氏(IT基盤ソリューション事業部 事業推進部 事業推進チーム マネージャー)は話す。東京都の「地域危険度測定調査」で最も地震リスクが低い評価を獲得しているほか、津波の危険性もほぼないので安全性が高いという。

 同社が運用する、亀戸(東京都江東区)、船堀(同江戸川区)、堂島(大阪市)のデータセンターと同一の監視センターで運用しているため、広域災害対策などで複数のデータセンターを利用する顧客に対して、均一のサービスを提供できる(写真)。

ハイブリッドクラウドを提供

 提供サービスとしてはIaaS(Infrastructure as a Service)の「OCR(On demand Computing Resource)」や、ITILにのっとって顧客企業のシステムを運用監視する「アドバンスド運用サービス」などがある。「米Amazon.comや米Googleなど他社が提供するクラウドと当社のクラウドサービスを組み合わせたハイブリッドクラウドの提供も可能」(外村氏)。

 環境対策も施している。「コールドアイルチャンバー」と呼ぶ空調方式を採用し、従来のデータセンターに比べて二酸化炭素排出量を20%低減した。また、セキュリティゲートや生体認証など5段階のセキュリティチェックで安全性を確保する。

基本情報
●名称:netXDC東京第3センター
●場所:東京都文京区
●最寄り駅:飯田橋駅
●料金:要問い合わせ