スマートフォンの登場により、以前にも増してユーザーのネット接続時間が長くなる傾向にあり、情報接触や日々の購買行動が大きく変化し始めている。特に直接影響を受けるのは携帯電話事業者やメーカー、さらにSNS、ゲームなどの市場だ。今回は、スマートフォンとともに伸長するSNS市場にフォーカスを当ててユーザーの動向を把握していく。
調査概要 | スマートフォンユーザーのSNS利用に関する調査 |
---|---|
主催 | モバイルマーケティング・ジャパン、ネットマイル |
対象ユーザー | 「スマホリサーチ」パネル(共通ポイントプログラム「ネットマイル」会員約450万人の中から抽出したスマートフォンユーザー) |
調査期間 | 2011年11月25日~29日 |
方式 | インターネット調査(回答はすべてスマートフォンから得たもの) |
有効回答数 | 870 |
スマホの所有で伸びるSNS市場
スマートフォンを持ったことで、どれだけSNS市場が伸びたのだろうか。今回のアンケートの有効回答数である870のユーザーは、スマートフォンを所有する以前、フィーチャーフォンを使っていた、もしくは使い続けているユーザーである。そのため、まずはフィーチャーフォンを使っていた際の利用動向とスマートフォンを所有した後の利用動向を調査した。
図1はSNSの利用状況を聞いた結果である。フィーチャーフォン使用時にSNSを利用していたユーザーは40.2%。スマートフォンを所持してからは71.3%と約31ポイントも伸びている。いずれも母数が同じであるため、スマートフォンを所有することによってSNSユーザーが約3割増えたことになる。もちろん、SNSに脚光が集まってきた時期とスマートフォンの入手時期が重なっていたという事情もあるだろうが、この伸びは注目に値する。

この結果を見ると、スマートフォンが情報発信やコミュニケーションのハードルを下げたことの証と言えるだろう。SNSを利用するためのWebサイトやアプリは、多くの場合、フィーチャーフォンよりスマートフォンでのユーザビリティの方が良くできている。スマートフォンは「持ち歩けるコミュニケーションツール」としてユーザーの日用品となっているのだ。