震災復興にITでできることを---日本を襲った未知の大災害に、多くの技術者や企業が立ち上がった。そこではAndroidも大きな役割を果たしている。

 復興支援アプリコンテストA3 Togetherの大賞を受賞したBumpRecorderは、Androidスマートフォンを自動車に載せて走るだけで道路の段差、すなわち損傷の情報を収集し、共有できるアプリだ。道路状況の情報は、スマートフォンだけでなくパソコンでも地図上で閲覧できる(関連記事:<大賞>路面段差観測アプリ「BumpRecorder」 - A3 Together 受賞作品レビュー)。

写真●BumpRecorder

 A3 Togetherのアプリ/Webサービス賞にも、ガイガーカウンターと接続し、AR(拡張現実)によって放射線量を“見える化”するアプリ「AR GeigerCounter、牛肉のトレーサビリティ情報をスーパーの店頭で検索できるアプリ「牛トレーサー(放射線汚染情報対応版)」、通信網が使えなくともスピーカーから出す音をマイクで拾って情報を伝達できるアプリ「toneconnect」、避難所などで気持ちをほぐすのに役立つ脳波ゲーム「脳波SPORTS」といった実用性の高いアプリが集まった。

写真●AR GeigerCounter
写真●牛トレーサー(放射線汚染情報対応版)
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写真●toneconnect
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写真●脳波SPORTS
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