■「Desktop Menu Launch」は、デスクトップの右クリックメニューにアプリケーションの起動やフォルダ・ファイルを開くメニューを表示させるフリーソフトである。
■メニューの内容は、ユーザーが自分の使いやすいよう自由に変更できる。デスクトップの右クリックメニューを有効に活用するために便利なツールだ。

■ソフト名 Desktop Menu Launch(バージョン1.00)
Win7VistaXP
日本語
■開発 Darksky氏
■URL http://darksky.biz/index.php(プログラムの解説やファイルのダウンロードはhttp://darksky.biz/blog/archives/1405から)
■ファイル dml100.exe(32ビット版:474,907バイト)
dml100-x64.exe(64ビット版:483,810バイト)
■対応OS Windows 7/Vista/XP(32/64ビット版に対応)
■価格 無料
■評価
(5段階)
★★★★

 Windows XP以降のOSは従来の32ビット版に加え、64ビット版も提供されている。64ビット版OSはデバイスドライバの対応などの遅れから普及しているとはいいがたかったが、Windows 7が登場した頃から状況は大きく変わり、64ビット版をプリインストールしたパソコンも当たり前のように売られるようになった。そのため、64ビット版のWindows 7を使用するユーザーも非常に多くなってきており、フリーソフトやシェアウエアの分野でも32ビット版に加え64ビット版あるいは64ビット環境で動作可能なツールも多く公開されるようになってきた。

32ビットと64ビットのどちらの環境でも使える

 64ビット版OSでは、シェル環境も64ビットで動作するようになっている。このため、たとえばシェル拡張(シェルエクステンション)機能を利用するようなツールの場合には、従来の32ビット版として公開されていたものについては、64ビット版のシェル上では動作しないものがほとんどである。ただ、64ビット版のシェル拡張を利用するツールも少しずつではあるが増えてきており、64ビット版OSユーザーのもどかしい思いも解消されていくだろう。だが、たとえ優れたツールであっても開発終了となっているような場合には、64ビット版の環境で動作することは期待できないのが残念ではある。

 今回紹介する「Desktop Menu Launch」は、デスクトップの右クリックメニューを有効に活用しようというコンセプトのツールで、32ビット/64ビット双方のシェル環境で動作するモジュールが用意されているフリーソフトである。基本的にはデスクトップ画面上のマウスの右クリックメニューを拡張し、任意のアプリケーションの起動、あるいは任意のファイルやフォルダをすばやく開くためのメニューを登録して利用する、いわばランチャタイプのツールである。Desktop Menu Launchは、通常はデスクトップ画面の何もないところでマウスを右クリックして利用するが、エクスプローラの空白部分(何もないところ)でマウスを右クリックしても利用可能だ。