多くのユーザーの利用スタンスを踏まえると、“携帯電話”というよりは“小型のPC”というほうが的を射ている感のあるスマートフォン。これまでPCで利用してきたサービスがいつでもどこでも使えるようになるため、外出中や休憩中にスマートフォンでWebサービスやSNSなどを活用する人も多いはずだ。
 一方で、スマートフォンでの利用者が増えれば、その利用者に向けたサービスが増えるのも必然。従来のWebサービスがスマートフォン用の画面で見やすいようにアレンジされているのもその一例といえ、あらゆる部分でスマートフォンへの対応が進んでいるように感じる。開発者コミュニティサイトAndroid Developer Loungeにも、その流れに注目したトピックが立てられた。

最近とみに感じるのは、ネットサービスの利用機器がPCからスマホへと大きくシフトしている、ということです。周囲を見ていて特に感じるのはTwitterやFacebookなどのソーシャルメディア。あと、「食べログ」など外出先でこそ調べたいような対象を扱っているWebサイト。

米国でもモバイル端末によるソーシャルメディアへのアクセスが急速に増えているようです。
米国ソーシャルメディアユーザーの約4割がモバイルからアクセス---米調査

こういう状況を踏まえると、Webサービスの企画開発の現場では、「PCよりもスマホ向けを急げ」という感じになってきているのかな、などと推察しています。

このテーマについて皆さんはどう感じているのか、意見交換&体験のシェアをしませんか?

yoshitakさん
「ネットサービスへのアクセス端末はPCからスマートフォンへ?」

 この投稿が参照している調査はあくまでアメリカのものだが、こういった流れは日本でも着実に起きている現象といえるだろう。実際、他の投稿を見ても、その流れが日本でも浸透してきていることをうかがわせる。

スマートフォンを持つと、とにかく家でも外出先でも、しょっちゅう検索したり地図を開いたりするようになります。

(中略)

そして、スマートフォンで多用するのは、Twitter、Facebook、Foursquar、それに最近のGoogle+のようなソーシャルサービスですよね。

こうしたニーズをどう捉えるかですが、「ソーシャルサービスの利用で蓄積された各種の行動履歴」と「位置情報」を組み合わせた、外出中の消費行動のリコメンデーション(広告やクーポンなど)の分野は、今すごく「熱い」んじゃないかと思います。何かというと「チェックイン」させるサービスが増えているのは、この伏線なんでしょうね。

hoshiさん
「ネットサービスへのアクセス端末はPCからスマートフォンへ?」

携帯電話のアプリでも、徐々にスマートフォン化が進んでいるようです。iアプリの開発情報を見ると、個人開発者の提供アプリでは「便利ツール」(家計簿アプリなどのようです)が人気だとか。

参考のグラフなど

すき間時間の有効利用文化は、日本の携帯電話が長年培ってきたもの。まだまだゲームが多いようですが、こうして携帯電話でもユーザーニーズが変化してきています。ライフスタイル変化を敏感にかぎ取ることも、ある意味で重要なのかもしれませんね。

shotloungeさん
「ネットサービスへのアクセス端末はPCからスマートフォンへ?」

ケータイを使ったマーケティングはガラケー時代からいろいろありますが、おっしゃるように行動履歴と位置情報(チェックイン)が組み合わさった情報は、企業側にとってはビジネスのアプローチが増やせる格好の素材といえそうですね。確かにクーポンなどは消費者にとって便利でいいかもしれません。

以前さもありなんと思ったのは、「デジタルクーポンが使える旨をお店側でかなり積極的にお客さんにアピールしないと、なかなか使われず結局下火になる」、というマーケティングの専門家の声でした。デジタル機器だと紙よりもクーポンの存在感が薄れるためでしょうか?この辺は社会がスマホに慣れるのを待つしかないかも。

yoshitakさん
「ネットサービスへのアクセス端末はPCからスマートフォンへ?」