■「Registry Jumper」はダイアログボックスにレジストリキーを指定して実行すれば、そのキーを開いた状態でレジストリエディタを起動することができるフリーソフトである。
■Webサイトなどで書いてあるレジストリキーをすぐに開くことができる。レジストリエディタを頻繁に使用するユーザー向けのツールだ。
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はじめにお断りしておきたいが、今回はレジストリエディタ関連のツールをいくつか紹介している。これらのツールは、レジストリエディタを操作するユーザーにとって大変役に立つツールだが、うっかり誤ったキーを編集したり、間違ったキーや値を加えたりした場合には、システムに不具合が生じたり、不安定になる恐れがある。最悪の場合には、システムが起動しなくなるなどの重大なトラブルを招く危険性もあることに注意していただきたい。レジストリを操作する前に、システムやレジストリのバックアップを採取しておくなど、事前の十分な対応を取っておき、ユーザー自身の責任の下にツールを利用していただきたい。
目的のレジストリキーを直接開けるツール
Windows標準のレジストリエディタ(regedit.exe)は、ローカルコンピュータやリモートコンピュータのシステムを構成する「レジストリ」を操作・管理するためには必須のツールである。だが、膨大なキーの中から必要なキーや値をすぐに探し出すための手立てが貧弱である。せいぜいいったん探し当てたキーを「お気に入り」に登録して次回以降の操作に役立てる、くらいしか方法が見当たらないのが現状だ。
レジストリエディタのこのような機能の貧弱さを補うために、いくつかの便利な機能を付け加えた「レジストリ」関連ツールがフリーソフトやシェアウエアとして非常に数多く公開されている。この連載でも「Registrar Registry Manager」や「ActiveRegistryMonitor」、「XP Rapair Pro」などのツールを紹介ずみだ。
今回紹介する「Registry Jumper」もレジストリエディタの機能を補完するツールの1つである。目的のキーを「パス」として指定すれば、そのキーを開いた状態でレジストリエディタを起動させることができるフリーソフトとなる。英語版で、最新版のアップロード時期が2006年といささか古のが気にはなるが、非常にシンプルなユーザーインタフェースなので、迷わずに使用することができるツールだ。