Windows Azureのアップデートが発表され、新たに稼働中のサービスをIP変更なしでアップデートできるようになりました。その一方、ストレージについては料金の引き下げが実施されています。また、Azureを使ったFacebookページの運用を効率化するサービスを、電通グループと共同で提供を開始しました。

稼働中のサービスに対する“in-place updates”が可能に

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 2011年10月20日、Windows Azureのアップデートがアナウンスされました。今回のアップデートで、“in-place updates”と呼ばれる稼働中のサービスに対してIP変更なしでアップデートをする機能が追加されました。

 これまでは、稼働中のサービスをアップデートするには、VIP SwapによるStaging環境の切り替えや、サービスの再デプロイが必要でしたが、“in-place updates”機能により稼働中のサービスを直接変更できるようになります。今回のアップデートでは、それ以外にVMサイズの変更やローカルストレージの増加、デプロイしているロールの追加・削除、エンドポイントの変更が可能になっています。

 なお、10月27日付でWindows Azure OSのバージョンが2.8(Windows Server 2008 R2互換)と1.16(Windows Server 2008 SP2互換)にアップデートされました。今回はセキュリティアップデート以外に、.NET Framework 4のアップデートも含まれています。

●関連情報
Announcing Improved In-place Updates](Windows Azureチームのブログ)
Overview of Updating a Windows Azure Service](MSDN Library)
Windows Azure Guest OS 2.8(Release 201109-01)](MSDN Library)
Windows Azure Guest OS 1.16(Release 201109-01)](MSDN Library)
Windows Azure Guest OS Releases and SDK Compatibility Matrix](MSDN Library)