スマートフォンやタブレット端末においては重要なコンテンツのひとつ電子書籍。10月下旬に発表された米アマゾン・ドット・コムによる年内の電子書籍事業参入とAndroidを搭載した電子書籍端末「Kindle Fire」の投入により、いま改めてその動向に注目が集まっている。

 電子書籍の動向がもっとも気になるのは、当然出版社や作家だろう。しかし、端末の売り上げに少なからず影響することや、膨大な書籍コンテンツとアプリの連携などを踏まえると、開発者にとっても無視できない動きといえる。開発者コミュニティサイトAndroid Developer Loungeでは、まずタブレット端末と電子書籍の関係性にまつわるニュースに注目した開発者の声があがった。

インプレスR&Dインターネットメディア総合研究所が「インターネット個人利用動向調査2011」を発表しました。
http://www.impressrd.jp/news/110628/hakusyo_11

本調査ではいろいろな角度から調査をしていますが、Androidのビジネス活用という点でちょっと興味深かったのが、次の項目。

■電子書籍を読みたい端末は、スマートフォン42.9%、タブレット端末29.4%

(中略)

(このなかで)特に、『タブレット端末派では利用率が51.7%』という部分に要注目。「タブレット端末の利用者はそもそも電子コンテンツの閲覧を意識して購入している」か、あるいは「タブレット端末を使い始めて電子コンテンツの閲覧に便利だと感じ、電子コンテンツを閲覧し始めている」のか、どちらかであろうと感じています。

電子書籍や電子雑誌の普及については正直私は懐疑的だったのですが、タブレット端末がある程度普及した後に、電子コンテンツの市場が急速に立ち上がってくるかもしれませんね。特に、「タブレット端末では、書籍を手に持って読んでいるのに近い体験が得られる」と皆が感じるようになれば。

また、端末の形態やスタイルによってコンテンツビジネスのゆくえがガラリ変わるとしたら、これまた興味深いなと思います。

さてさて、皆さんそれぞれの見立てもお伺いしたいなあと思います。

yoshitakさん
「『タブレット端末派』では電子書籍の利用率が51.7%?」