「IQcloud」は、ユーザーごとに専有する物理サーバーと、多重に冗長化した分散型ストレージなどを組み合わせたホスティングサービス。専用回線でつなぎ、プライベートクラウドとして使うことを想定している。「性能や可用性の高さと、導入コンサルティングから構築、運用監視まで、包括的なサービス提供が可能なことが特徴」(エンタープライズ営業本部 マネージド営業部 運用コンサルグループ マネジャー 和田倫之氏)という。
パッチ適用の代行サービスも提供
サーバーのCPUは6コアのXeon X5650が1基または2基。OSはCentOSやRed Hat Enterprise Linux、Windows Server 2008 R2など。仮想化ソフトはVMwareで、ライブマイグレーション機能やオートプロビジョニング機能、HAクラスター機能などを利用可能。セキュリティパッチの適用やログ管理といった運用代行サービスも提供する。和田氏は、「パブリッククラウドを使うのと変わらぬ手軽さで、性能や可用性が求められる企業システムを構築、運用できるようにした」と話す。
独立したコントローラーを持つユニット単位で増設が可能なストレージ装置を使用(写真)。可用性を高めるためユニット内をRAIDで冗長化し、さらに複数台のユニットでネットワークRAIDを構成している。
ネットワークには任意の回線を利用できる。多重化して可用性を高めることも可能。なお、クラウド内の転送速度はLAN、ストレージネットワークともに10Gビット/秒である。
●名称:IQcloud
●場所:東京23区内
●最寄り駅:要問い合わせ
●料金:6コアの1物理サーバーが月額10万2900円~