ジャンル ビジネス
アプリ名 親筆
作者 zenpie studio
料金 無料
ダウンロード先
画面いっぱいに、とにかく指で文字を書く。それがキレイにメモの1行に収められていく。小さくなれば、金釘流もフォントに見える!?

 その昔、コンピューターのキーボードを流麗に打てることは少し誇りだった。時は流れ、パソコンのキーボードは上手下手を別にすれば誰でも打てるようになった。そしてパソコン世代の人は、携帯電話のテンキーでポチポチと文字を打つのに慣れないうちに、世の中の主流はスマートフォンに移り変わってきた。キーのないところを何度も叩くのはもちろんのこと、指を滑らせるフリック入力で文字を打つなどもってのほか。QWERTYのソフトキーボードを出して、小さなボタンをちまちまと打ったりする。

 しかし、そんな状態だと、スマートフォンでスムーズに文字を入力するには程遠い。書き留めておきたいことがあっても、なかなかスマートフォンには手が伸びず、紙の手帳を使ったりすることになる。そこでこのアプリ「親筆」の登場だ。要するに、指先を筆のようにして、手書きでメモの入力をしましょうというアプリだ。とは言え、手書き変換とは違う。変換するとなると、美しき我が文字を機械がきちんと読んでくれないという悲劇が起こる。親筆は、書いた文字がそのまま記録されるのだ。これなら、自分にさえ読めれば大丈夫というわけ。

 手書きでスマートフォンの大きな画面一面に文字を書く。一文字書き終えたら右下の「→」にタップすると、書いた分だけスクロールする。そこに次の文字を書く。その繰り返しだ。手書きの文字がメモ帳にキレイに整列しているのを見ると、普段は見たくない我が文字ながら愛着を感じるほど。フリック入力も何もいらない。ただ文字を書けば、メモできる。これこそ、ビジネスの現場で即戦力になるメモツールと言えそうだ。