都道府県CIOフォーラム第9回年次総会の様子

 都道府県CIOフォーラムは、第9回年次総会を2011年9月1日・2日の両日にわたって熊本市で開催した。今回のメインテーマはBCP(業務継続計画)。3月11日に発生した東日本大震災で大きな損害を被った東北3県の報告を皮切りに、システム構築方法やクラウドサービス、ソーシャルサービスなどの活用も含めて、都道府県のBCPはどうあるべきかについて、熱の入った意見や質問が飛び交った。
(構成:本間 康裕=プロジェクト推進部、写真:浦川 祐史)

■「都道府県CIOフォーラム 第9回 年次総会」プログラム
9月1日(木) 初日
時間 内容
13:50~14:00 Opening Networking(名刺交換会、展示コーナーご案内)
14:10~14:20 開催県挨拶 熊本県企画振興部 部長 坂本 基氏
14:20~14:35 会長挨拶、議事
14:35~15:15 基調講演
「自治体クラウドについて ~東日本大震災の教訓も踏まえた今後の展開」
総務省 地域力創造グループ 地域情報政策室長 濱島 秀夫氏
15:15~15:30 協賛社講演
「自治体情報システムにおける災害への備え」
日立製作所
15:30~15:45 協賛社講演
「高まるBCPニーズにお応えするクラウドを活用したNTT西日本の取組について」
NTT西日本
15:45~16:00 協賛社講演
「東日本大震災における日本IBMの取り組み ~自身の初動対応から被災地支援活動まで」
日本IBM
16:00~16:20 (休憩、展示コーナーご案内)
16:20~18:30 ディスカッション1
「震災から学ぶBCP ――(1)緊急時初動対応のあり方
18:40~19:30 Reception(情報交換会)
9月2日(金) 2日目
9:00~9:15 Opening Networking(展示コーナーご案内)
9:15~9:25 初日の総括
都道府県CIOフォーラム会長(熊本県情報企画課 情報企画監) 島田 政次氏
9:25~10:40 ディスカッション2
「震災から学ぶBCP ――(2)復旧・復帰の勘所」
10:40~11:00 (休憩、展示コーナーご案内)
11:00~11:15 協賛社講演
「空間情報ソリューションによる東日本大震災復興支援」
NTT空間情報
11:15~11:30 協賛社講演
「ICT部門のBCP ~新たな留意点と早期復旧のカギとは」
トレンドマイクロ
11:30~11:45 迷惑メール対策説明
「送信ドメイン認証技術の導入推進について」
迷惑メール対策推進協議会
11:55~12:50 Lunch(情報交換会)
13:00~15:00 ディスカッション3
「BCPツールとしてのクラウド/ソーシャルサービスの効用と課題」
【報告】 クラウド/ソーシャルサービス活用団体:高知県・鳥取県
15:00~15:20 総括&閉会の挨拶
都道府県CIOフォーラム会長(熊本県情報企画課 情報企画監) 島田 政次氏
* 発言者の肩書きは会合開催時のものです。
後援:総務省、全国知事会、地方自治情報センター(LASDEC)、全国地域情報化推進協会(APPLIC)
協賛:日立製作所、日本IBM、NTT空間情報、NTT西日本、トレンドマイクロ、日本マイクロソフト、富士通

都道府県CIOフォーラムとは
都道府県および関係団体のCIO(最高情報責任者)または情報化推進責任者で構成する任意団体。相互の情報共有や民間IT企業も含めた意見交換を通じて、 IT 施策の推進に寄与することを目的に2003年8月26日に設立された。「日経BPガバメントテクノロジー」が事務局を務めている。