写真●「大阪梅田データセンタ」のサーバールーム。写真提供:バリューコア
写真●「大阪梅田データセンタ」のサーバールーム。写真提供:バリューコア
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 バリューコアは、大阪市北区にあるデータセンターで、ハウジングサービスやホスティングサービスを提供している(写真)。ハウジングサービスでは、障害発生時の復旧までを請け負う運用監視サービスをオプションで提供する。このサービスを「ハウジングサービスのユーザーの98%が利用している」(バリューコア 代表取締役 CEO 谷村和也氏)という。

 運用監視サービスでは24時間365日、pingや特定ポートへの接続によってシステムの死活監視を行い、CPUやメモリーの使用率、ログファイルの内容などに異常がないかをチェックする。異常時には事前に用意した手順書に沿って、個々のサービスやサーバーをリモートから再起動したり、データセンターにエンジニアが出向いて予備機に交換したりする。バックアップデータのリストアも請け負う。ハードウエアベンダーによる対応が必要な場合は、サポート窓口に連絡し、対応を依頼する。

ラック単位でまとめて監視

 運用監視サービスの料金は1ラック単位で、月額16万円である。サーバーやストレージ、ファイアウォール、ルーターなど、対象機器の種類にかかわらず、まとめて監視する。

 セキュリティパッチの適用、サーバーやネットワーク機器の設定変更などまでを請け負うサービスもある。セキュリティパッチを適用する際には、事前に検証機で動作確認を行う。

 建物は耐震構造で、1ラックの電力容量は最大4kVA。フロアの耐荷重は1平方メートル当たり500kg。

基本情報
●名称:大阪梅田データセンタ
●場所:大阪市北区
●最寄り駅:中津駅
●料金:1ラック当たり月額9万円~