この連載『ガンバレ“駆け出し”ネット・マネージャ(サーバー編)』の主人公である丸山さんは、BP商事にシステム担当要員として採用された若手の“自称”システム管理者です。初級システム・アドミニストレータの試験を受験し合格。それを機にBP商事に転職することになりました。

 ところが丸山さんには、システムの構築や運用管理の経験が実はまったくありません。丸山さんがBP商事で遭遇するさまざまなトラブルを題材に、企業におけるサーバー管理者の仕事を基本から紹介していきます。

 なお、本連載における技術的な解説は連載当時(2006年10月~2007年9月)のソフトウエア/ハードウエア環境を基にしています。現在の環境では仕様が一部変更になっている可能性があることをあらかじめご了承ください。

連載目次

入社早々サーバー導入の指令、そもそもサーバーの管理って何?

サーバー管理の第一歩はユーザー管理、うっかり削除するとトラブルに

フォルダのアクセス権を設定し、特定のユーザーだけに利用させる

サーバーの状態を効率的に監視、ディスクの使用量を事前に制限

サーバーが見えるのにつながらない、「見える」と「アクセス」は別もの

新サーバーがネットワークにつながらない、触診やコマンドで原因究明

上書きしたファイルを簡単に復活、RAIDでディスク障害に備える

間近に迫る新会社設立に備え、Windowsの代わりにSambaを導入

サーバーが増えて管理が面倒に、Active Directoryを導入

Active Directoryを活用すれば、システム管理がぐんと楽に

ドメイン・メンバーのパスワード、適切な管理でセキュリティを強化

あまりの暑さにサーバーがダウン、2重化してリスクと負荷を分散