ノートパソコンと同様に、デスクトップパソコンでも4種類の項目について満足度を集計した。
性能・機能で1位となったのはエプソンダイレクト(図9)。同社のデスクトップパソコンを購入した理由としては、59.7%のユーザーが「自分の好みの仕様を選べた」ことを挙げている。「コンパクトなきょう体に、信頼性の高いパーツを組み合わせられる」(40代男性)と評価する声があった。このほか「インタフェースの種類と数」「拡張スロットの種類と数」の満足度も高かった。
2位の日本ヒューレット・パッカードはCPUやグラフィックスの性能、3位のNECはテレビの画質の満足度が比較的高かった。
操作性・使い勝手では1位がエプソンダイレクト、2位にはNECが入った(図10)。エプソンダイレクトの上位機種では「HDDを前面から取り外しできて、端子の接続も容易にできる」(60代以上男性)という設計になっており、この機構に満足しているという声があった。このほか、本体が小型のモデルでは静音性に優れているという感想があった。2位のNECはキーボードやマウスの操作性に対する評価が高かった。
デザインではソニーが1位となった(図11)。「薄型で場所を取らない。リビングに置いておいてもあまり違和感がないので良かった」(40代女性)など家具やインテリアと調和できるという意見が見られた。
コストパフォーマンスでは日本ヒューレット・パッカードが1位(図12)。eMachinesやGatewayブランドも扱う日本エイサーが2位だった。
有効回答数が満たないためランキングの対象外となったが、2010年に東芝が発売した液晶一体型デスクトップの満足度は6.45(有効回答数は83)と高かった。「高機能で、デザインが良く、映像もきれい、コストパフォーマンスも良い」(50代女性)と、テレビとしてもパソコンとしても総合的な機能に不足がない点が評価されているようだ。