すでに提供済みのWindows PhoneとiOS(iPhone、iPad)に加え、Android向けのアプリケーションを開発するためのツールキットも新たに公開しました。これで、ほぼすべての主要なスマートフォンやタブレット向けに、Azureのクライアントアプリケーションが開発できるようになります。そのほか、Windows Azureのデプロイ関連の強化や、System Centerでの管理への対応なども発表されています。
Android版ツールキットがリリース、Windows Phone版とiOS版もアップデート
2011年8月31日、モバイルアプリケーション開発に使うWindows Azure ToolkitのAndroid版がリリースとなりました。これは2011年5月に対応を表明していたものです。また、Windows Phone版とiOS版についても、併せてアップデートが公開されています。
それぞれの強化点またはポイントは以下の通りです。
- Windows Azure Toolkit for Windows Phone (v.1.3.0):SQL Azureの利用が可能になると同時に、ASP.NET MVC3にアップデートされました。そのほか、Windows Azure Tools(SDK)1.4とWindows Phone SDK 7.1 RC対応となっています。また、Windows Phone用アプリのBabelCam(画像データのテキスト化)のソースコード公開とMarketplaceからのダウンロードも可能になりました。
- Windows Azure Toolkit for iOS(iPhone & iPad)(v1.2):不具合を修正したほか、Windows Azureストレージへアクセスするサービスをパッケージ化した「Cloud Ready Packages」が利用可能となっています。
- Windiws Azure Toolkit for Android:ストレージ利用や認証用のライブラリ、サンプルアプリケーション、ユニットテストなどが含まれています。
●関連情報
[Windows Azure Toolkit for Windows Phone(v.1.3.0)]
[Windows Azure Toolkit for iOS(iPhone & iPad)(v1.2)]
[Windiws Azure Toolkit for Android]
[Microsoft Releases the Windows Azure Toolkit for Android](Microsoftのブログ)