夏モデルで注目されるのが、国内市場に初めてAndroidスマートフォンを投入するパナソニックモバイルコミュニケーションズの存在だ。携帯電話では長年実績のあるメーカーだが、スマートフォンとしては後発メーカーとなる。シャープなどの先行メーカーに対し、どのような趣向を凝らした端末を投入してきたのだろうか。
女性好みのデコレーションに対応した「P-07C」
パナソニックは、NTTドコモ向けに「マイ・ファースト・スマートフォン P-07C」を投入する。ソフトバンクモバイル向けにも、ほぼ同等スペックの「マイ・ファースト・スマートフォン Sweety 003P」を用意しており、2機種を合わせてチェックしていきたい。
P-07Cのメーンターゲットは、スリムさを重視したNTTドコモの携帯電話「STYLEシリーズ」を利用している20代の女性だ。この層もスマートフォンへの移行ニーズが高まっており、本体デザインやデコレーションなどの女性向け機能を重視することで、ユーザーの取り込みを狙っている。
各社の最新モデルと比べてみると、P-07Cのスペックは突出してはいない。だが、最新OSのAndroid 2.3の搭載や、1GHzのCPUや4.3型の大きなディスプレイなど、十分に高性能なモデルに仕上がっている。ワンセグ、赤外線といった国内市場向けの機能にも対応している。