ジャンル ビジネス
アプリ名 アストロファイルマネージャ
作者 Metago
料金 無料
ダウンロード先
パソコンのエクスプローラーのように、フォルダーの階層としてAndroid端末の中をのぞく。こうして可視化してみると、細かくフォルダーができているものだと感じたりする

 しばらく前に、パソコンの使い方についてこんな分析を聞いたことがある。「パソコンを古くから使っている人は、階層化したディレクトリにファイルを分類したがる。一方、デジタルネイティブ世代は、分類しないでいきなり検索する」。ことの真偽を証明するだけの労力をかけていないのだが、そう言われればそんな気もする。MS-DOSやUNIXにコマンドを打ち込んだ経験のある世代だと、rootからディレクトリを切って、階層化して考える習慣があるようだ。PATHを通すなどという概念がしっくりきたりするのは、こうした世代かもしれない。

 スマートフォンを触っていると、便利だなあと思う半面で使わされているような気がすることがある。まとめてファイルを移動したいなとか、これを消したいなとか思ったときに、構造を理解して直接処理しているというよりも、作られたインタフェース越しに操作している感じがする――。いわゆる「隔靴掻痒」(かっかそうよう)的なもどかしさである。Android端末でファイル管理などを明示的にしたい時には、ここで紹介する「アストロファイルマネージャ」のようなエクスプローラーアプリの力を借りるといい。そこには、パソコンでも見慣れた階層化したフォルダーたちが、私たちを出迎えてくれる。しかし、その出迎えを喜ぶのは「検索世代」ではない中高年だけなのだろうか?