2011年5月1日~8月7日で、アクセス数が多かったソーシャルメディア関連記事(記事タイトルに、関連企業名やソーシャルメディア関連の単語があるもの)を調べた。そのベスト20を紹介しよう。
20本の内訳を見ると、(1)米ツイッター関連が5本、(2)米フェイスブック関連が6本、(3)米グーグル関連が6本、(4)その他が6本となった(一部、重複あり)。以下、この分類別に話題の傾向を探る。
第2位 トヨタが頼む「ソーシャルパワー」
第3位 7億人のFacebook経済圏、次の一手は
第4位 岐路に立つ日本のソーシャルメディア陣営
第5位 Twitter、広告ツイートをタイムラインに表示
第6位 Google、「Google+」のプロフィール名問題で対応策
第7位 プラグイン導入、Googleの「+1」がTwitterを抜く
第8位 息を吹きかけて文字入力できるTwitterアプリ、iPad用
第9位 ソーシャルメディアは過半数に浸透、震災後信頼度向上
第10位 有力議員を自滅させた「Twitterの設計思想」
第11位 Google、Facebook対抗のSNS「Google+」を発表
第12位 IT技術者の4分の1がFacebookを利用
第13位 SNSとファイル共有を備えた「Zyncro」開始
第14位 「Google+」が招待発行を一時再開、試験ユーザー2倍に
第15位 Google、ソーシャル解析のPostRankを買収
第16位 次期Windows Phone、ソーシャル対応をデモ
第17位 ミクシィ、Android版mixiアプリの開発環境を公開
第18位 NTTドコモが米Twitterと戦略的提携
第19位 エン・ジャパンがFacebookで転職支援アプリ
第20位 Facebookと連携する電話アプリ「Reengo」Android版
(1)ツイッター関連
ツイッターに関して一番読まれたのは、Twitter、広告ツイートをタイムラインに表示だった。
ツイッター幹部は、広告による収益モデルについて2009年までは否定的な発言をしてきた(「収益化は広告ではなく企業向け付加機能で」,Twitter創業者)。その後、2010年に検索結果画面に広告を表示するモデルを取り入れ(Twitter、広告サービス「Promoted Tweet」を導入)、今回でついに、タイムライン画面での広告表示に踏み切ったことになる。
なお、筆者がネットを検索して、この記事に対する感想のつぶやきをざっと観察してみると「予想された動き」と淡々と受けとめる声は多いものの、「邪魔になりそう」など否定的なつぶやきも見かけた。この広告収益モデルをどう定着させていくか、ツイッターは難しいかじ取りを迫られていく可能性がある。
このほか、アプリケーションの話題もよく読まれている。手足や発声が不自由なユーザー向けTwitterクライアントの話題(息を吹きかけて文字入力できるTwitterアプリ、iPad用)や、iモード端末向け公式アプリ開発表明(NTTドコモが米Twitterと戦略的提携)などだ。
ランク外だったものの、この3カ月で比較的読まれていたTwitterアプリケーション関連記事をほかに挙げておく。
NECビッグローブが「BIGLOBEメール」でTwitter連携
Facebookアプリ「everevo」がフォロワーへの一括送信機能
TVガイドのTwitter連携アプリ、つぶやき共有し視聴促進