毎年7月の最後の金曜日、すなわち来週の金曜日(7月29日)は「システム管理者感謝の日」だ。英語では「System Administrator Appreciation Day」と呼ぶ。
「システム管理者は1年のうち、364日は感謝されることがない。この日だけはシステム管理者の労をねぎらおう」という趣旨で、欧米や日本の賛同者が普及活動をしている。来週の金曜日は、ぜひみなさんの会社でもシステム管理者やネットワーク管理者の方々の労をねぎらっていただきたい(管理者以外のみなさんがこの記事を読んでいるといいのだが…)。
さて今週の週末スペシャルでは、そんな管理者の方々に向けて、少しでも管理業務を楽にこなしたり、管理者としてスキルアップしたりするのに役立つ情報をお届けしたい。ぜひブックマークして、仕事に役立ててほしい。
コマンドリファレンスの決定版
システム管理業務で、手元にコマンドやスクリプトのリファレンスマニュアルがあればとても重宝するはず。下記の「言語・コマンドリファレンス」は、HTMLやCSS、JavaScriptやPerl、Windowsコマンド、ネットワークコマンド、Linuxコマンドなどを網羅している。各項目のサンプルコードは、コピー&ペーストですぐに使えて便利だ。
ネットワークコマンドならこちら
あなたがネットワーク管理者なら、次の「管理者必見! ネットワーク・コマンド集」がぴったりかもしれない。Windowsパソコンで使えるコマンドから始め、続いてLinuxで使えるコマンドについても紹介する。
トラフィック管理のイロハ
トラフィック管理とはどういうもので世の中にはどんな技術があり、どのような使われ方をしているのか。そのイロハを知りたいなら次の連載記事を読んでみてほしい。
Linuxシステム管理者が読むべき50冊
Linuxシステムを適切に管理するには、Linuxの知識だけでなく、ネットワークやセキュリティなどの幅広い知識が必要だ。それらを効率よく得るには、良質な書籍を読むのが早道となる。6ジャンルに分けて紹介する。
ネット管理者のためのグリーンIT
ネットワーク機器の消費電力は急激に膨らむと予想されている。そして今の日本では、全国的に節電を迫られている。企業のネットワーク管理者にとって、グリーンITはもはや無視できない。
変わるIT運用管理者の役割と責任
IT運用管理者の役割と責任は、大きく変わりつつある。しかし、今後ますます高まる「運用」の重要度に比べて、現在の運用部門あるいは運用担当者の「意識」や、企業内における「運用の位置付け」がまだまだ低すぎる。裏を返せば、従来のように受身的ではなく、「運用」をもっと前向きにとらえていけば、運用部門は自社に対してより付加価値の高い働きかけをしていくことができる。
(前編)「ミスがなくて当たり前」から「ビジネス価値の創造」へ