今回の一番のニュースはなんといってもWindows Azure Develper Portal(管理ポータル)の日本語対応です。それまでは、英語の画面で操作するしかありませんでしたが、これからは画面の項目やメニューなどすべてを日本語で利用できるようになります。Marketplaceのアップデートや、Webロールの展開を支援する「Azure Accelerator for Web Roles」の新規公開もありました。

Windows Azure管理ポータルが日本語対応

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 2011年7月19日、Windows Azure Platform上でで稼働しているアプリケーションを管理するWindows Azure Develper Portal(管理ポータル)がアップデートされました。このアップデートにより、これまでの英語表記のみから日本語を含む11カ国語で利用可能になりました。

 さらに今回のアップデートでは、機能の追加や変更も実施されています。例えば、Hosted Service(ホステッド サービス)のページで右クリックメニューが利用可能になったり、Hosted Serviceとして稼働中のインスタンスをいったん停止しなくても削除できるようになったりしています。また、新しい管理ポータルでは、ローカルキャッシュの利用によりロードタイムが短縮されるように改善されています。

●関連情報
[Windows Azure Develper Portal(管理ポータル)]
[Windows Azure Platform Management Portal Updates Now Available](Windows Azureチームのブログ)

Azure Marketplaceがアップデート、米国での先行販売に対応

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 Windows Azure Marketplaceが2011年7月11日、アップデートされました。Windows Azure Marketplaceは、Windows Azure Platform上に構築されたSaaS型のサービスや、ストアされたさまざまなデータ、アプリケーション構築に利用できるビルディングブロックコンポーネントなどをパートナーが展示し、利用者が検索、購買・利用することができるサービスです。

 これまでAppMarketという名称で公開されていたアプリケーション部門が“applications”というカテゴリでリリース、アメリカ国内で先行して購買が可能となりました。これまでDataMarketという名称で公開されていたデータ部門は“data”というカテゴリで表示されています。

 なお、Windows Azure Marketplaceにアプリケーション/データを展示(公開)するには、アプリケーション/データの利用・課金をMartketplaceで管理するためのコントロールを組み込むといった対応が必要です

●関連情報
[Windows Azure Marketplace]
[Just Announced: Windows Azure Marketplace Expands Application Selling Capabilities In US Markets](Windows Azureチームのブログ)
[Publishing on Windows Azure Marketplace]