マイクロソフトと戦略的提携を発表したトヨタから、Azureを活用した具体的なサービス「G-Station」開発の発表がありました。そのほか、Windows HPC Server 2008 R2におけるアプリケーションやデータのノードとしてAzureを使いやすくなったほか、サーバーサイドJavaScriptが使えるようになっています。

トヨタ、Azureを活用したEV/PHV向け充電スタンドG-Stationを発表

G-Stationのしくみ
G-Stationのしくみ
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 トヨタ自動車は2011年6月14日、EV/PHV向けの充電スタンド「G-Station」を発表しました。G-Stationはインターネット経由で、「トヨタスマートセンター」に接続しており、利用者の情報とG-Stationの情報(設置されている位置情報や空き状況)を組み合わせたサービスを提供することが可能です。中核となるトヨタスマートセンターはWindows Azureを採用しており、トヨタとマイクロソフトの戦略的提携(関連記事)により共同で構築したグローバルプラットフォームです。

 G-Stationの利用者は、携帯電話やスマートフォンを通じて充電完了メールを受け取ったり、G-Stationの位置・空き状況を確認したりすることができます。一方、G-Stationの設置者は、利用状況に応じたサービスなどを展開できるほか、G-Stationの稼働状況をチェックできます。また、G-Stationの位置・空き情報はトヨタスマートセンターを通じてオープン情報として公開されるため、地図サイトやナビゲーションサービスなどでの利用も可能です。

●関連情報
[トヨタ、EV/PHV向け充電スタンド「G-Station」を開発](トヨタ自動車プレスリリース)
[マイクロソフトとトヨタ、次世代テレマティクスのプラットフォーム構築に向けた戦略的提携について基本合意](マイクロソフトのプレスリリース)