昨年末の開始時より「初心者向け開発情報」を設け、積極的にビギナーをフォローしてきた「Android Developer Lounge」。初心者開発情報における話題の中心はアプリの作成プロセスになりがちだが、アプリ完成までのステップは折り返し地点に過ぎない。完成後、開発者はGoogle公式のアプリストア「Androidマーケット」でアプリを公開し、世界中のAndroidユーザーから直接反応を得ることができる。

 現在、Androidマーケットにおけるアプリ登録数は30万以上とも言われる。実際、公開後の反応はどのようなものなのか。以下、現役開発者の体験談を交えながら公開後の手ごたえを紹介する。

アプリを公開するなら、基本はAndroidマーケットへの登録と思います。
(中略)
また、GoogleのAndroidマーケットに登録していると、国内外の企業(かな?)様が開いているマーケットサイトから、「うちでも公開しませんか?」と御誘いのメールが頂けるのも楽しいです。

Hiekichiさん 「Android Market以外の流通手段には
どのようなものがあるでしょうか?」

海外だとどんな国からオファーがあるんですか。参考までに知りたいです。

supoさん 「Android Market以外の流通手段には
どのようなものがあるでしょうか?」

どんな国からオファーが来たかというと、ほとんど返事をしていない(「お好きにご利用ください。」って感じの返事を返したのが一回くらい)ので、あまり正確には覚えていません。たしか、アメリカ合衆国はもちろん、ドイツや中国、韓国の企業様等からメールを頂いたような気がします。
返事をほとんどしなかったのは、自分の場合は公開しているソフトが今の所すべてフリーソフトで広告も入れていませんので、収益を考えていないからですが。
有料ソフトなら、さまざまなマーケットサイトで公開してもらうことで幅広く収益があげられる(かもしれない)ところがAndroidでの開発のいいところの一つかもしれませんね。

Androidマーケットで公開している開発者には、管理画面である「デベロッパー コンソール」というページが用意されます。このページでは、アプリごとにダウンロード数や有効なインストール数(Active Install数)、インストールされている端末のOSのバージョン・端末名・国・言語などの統計情報を確認することができます。
最近このページの機能がアップして、上記のような統計情報が充実しました。インドの人が78人も使ってくれている!なんてことがわかるので、ちょっと嬉しくなれたりします。

Hiekichiさん 「Android Market以外の流通手段には
どのようなものがあるでしょうか?」

 実体験を披露したHiekichiさんは、家計簿アプリの「EiCash Classic」、健康管理アプリの「EiWeight」をAndroidマーケット上で公開しており、ユーザーレビューも好評を博している。さらにAndroidアプリに欠かせない多言語対応に関しては、次のようにアドバイスする。

いまのところ、自分がAndroidマーケットでリリースしているアプリは、最初から日本語と英語の両方で使えるようにしています。
英語で使えるようにしておくと、様々な国の方から利用のコメントやメールでの感想が頂けるので、とても楽しいですよ。
ボタンなどに表示される文字列やダイアログのメッセージなどを、XMLのリソースファイルとして言語ごとに用意するだけで多国語対応になりますので、やらない手はないと思います。

Hiekichiさん「アプリの多国語対応」

 初心者にとっては、これら公開後の反応もアプリ作成のモチベーションにつながるはず。まず最初に、公開後のビジョンまでをトータルでイメージしておきたいところだ。

出典:トピック「Android Market以外の流通手段にはどのようなものがあるでしょうか?」 -初心者向け開発情報フォーラム
トピック「アプリの多国語対応」 -初心者向け開発情報フォーラム