ソフトバンクBBとBBIXは、2010年2月にIPv6への移行推進を掲げた「IPv6 for Everybody!」構想を発表し、同4月からFTTHユーザーの一部を対象にIPv6インターネット接続の無償提供を開始した。

 このIPv6インターネット接続サービスでは、「6rd」(シックスアールディー)という技術が採用されている。6rdは、IPv4ネットワークの上にIPv6パケットを流す“トンネリング技術”の一種である。

 本連載では、6rdが登場した背景を説明し、その仕組みと動作を詳しく説明する。また、6rdを導入したネットワークの設計や運用にも触れる。

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