携帯電話やスマートフォンで音声による検索が可能になり、一気に身近な存在となった「音声認識」技術。実はWindowsにも、Vistaの時代から標準搭載されていたことをご存じだろうか。標準で搭載していながら、決してオマケ的な「おもちゃ」ではない。しっかり学習させれば十分に市販ソフトと渡り合える優秀なものだ。

 このVistaと同じ音声認識エンジンがWindows 7にも搭載されており、ハンデキャップのあるユーザーだけでなく、通常のユーザーもテキスト入力や画面操作を音声で行うことができる。今回は、Windows 7に搭載された「音声認識」の機能について紹介する。

マイクが正しく接続されていることを確認する

 音声認識を利用するには、音声を入力するための「マイク」が必要だ。ノートパソコンなどでは、本体に最初から標準で内蔵されていることが多い。だが、これらはドライブやファンなどの振動音を拾いやすく、できればヘッドホンとマイクが一体になっている「ヘッドセット」タイプを用意した方がよいだろう。

 マイクをパソコンに接続したら、次に正しくデバイスが認識されているか確認する(図1)。

図1●「サウンド」ダイアログでマイク接続を確認する<br>マイクの接続を確認するには、通知領域の「スピーカー」アイコンを右クリックして「録音デバイス」をクリックする。「サウンド」ダイアログの「録音」タブが開くので、接続したマイクにチェックが付いていて、発声するとレベルメーターが点灯することを確認する。
図1●「サウンド」ダイアログでマイク接続を確認する
マイクの接続を確認するには、通知領域の「スピーカー」アイコンを右クリックして「録音デバイス」をクリックする。「サウンド」ダイアログの「録音」タブが開くので、接続したマイクにチェックが付いていて、発声するとレベルメーターが点灯することを確認する。
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 通知領域にある「スピーカー」アイコンを右クリックして表示されるメニューから「録音デバイス」をクリックして「サウンド」ダイアログを開く。利用するマイクにチェックマークが付いていて、そのマイクに向かって話すとレベルメーターが動くことを確認してみる。4つか5つくらい点灯すれば、マイクとパソコンの接続には問題がない。