写真●SSDを利用した高性能ストレージ。写真提供:ITコア
写真●SSDを利用した高性能ストレージ。写真提供:ITコア
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 ITコアは、東京都中央区、江東区、文京区の三つのデータセンターでハウジングサービスとホスティングサービスを提供している。2009年に開設した第3データセンター(文京区)は、ビットアイルのデータセンターを利用しており、収容ラック数は約200。耐震構造、24時間365日の有人運用体制、追尾式カメラによる死角のない監視セキュリティなどの特徴を持つ。ITコアはまた、VMwareを使った仮想ホスティングサービスにも注力しており、サービス開始は2004年と業界でもいち早く取り組んだ1社である。

クラウドと物理の混在利用可能

 サービスの中核を成すのは、ホスティングサービス「GrowServer2011(GS11)」だ。物理、仮想の両方のメニューを用意し、両者を混在させたシステム環境を構築できる。最小構成は、Webサーバー1台とファイアウォール、回線のパック。標準構成は、3台のWebサーバーと1台のDBサーバー、ファイアウォール、ロードバランサー、回線のパックとなる。ここで各サーバーを仮想と物理から選択できる。

 GS11の最大の特徴は、ストレージとしてSSD(Solid State Drive)をオプションで利用できる点だ(写真)。コアマイクロシステムズのSSDストレージ装置と、サーバーに内蔵したローカルタイプのSSDの2種類がある。飯塚雅也取締役は「SSDを使った場合のディスクI/Oは、従来のSASディスクの約10倍。アクセス数やトランザクション量が多いシステムに向いている」と、そのメリットを強調する。

基本情報
●名称:第3データセンター
●場所:東京都文京区
●最寄り駅:JR飯田橋駅
●料金:月額10万円(4分の1ラック当たり)~