製品名エフセキュア モバイル セキュリティ for Android
開発会社エフセキュア
価格1年版3500円、2年版5250円
対応キャリアNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイル
紛失対策あり
マルウエア対策あり
Webアクセス制御あり
通話/SMSのブロックなし

 今回はエフセキュアが2011年5月11日に発売した「エフセキュア モバイル セキュリティ for Android」の機能を見ていく。

 日本法人であるエフセキュアの親会社は、フィンランドに本社があるF-Secure。同社は1999年から携帯電話のセキュリティ対策の研究を開始し、2001年には世界初のモバイル向けセキュリティ製品を発売した企業だ。モバイルセキュリティに関しては老舗と言える。そのF-SecureがAndroid OS向けに投入した製品がモバイル セキュリティ for Androidである(関連記事)。

 対応するOSは、Android 2.1、同2.2、同2.3。エフセキュアによると、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルが販売している計17機種のスマートフォンとタブレット端末について動作確認済みだという。

 今回は、NTTドコモの「GALAXY S(SC-02B)」(搭載OSはAndroid 2.2)にインストールして試用した。また、一部機能についてはNTTドコモの「Xperia(SO-01B)」(同Android 2.1)でも使ってみた。

 エフセキュア モバイル セキュリティは、マルウエア対策機能のほか、紛失対策機能、Webアクセス制御機能を備えた総合セキュリティアプリケーションだ(写真1)。同ソフトでは、それぞれ「ウイルス保護」「Anti-Theft」「ブラウザ保護」と呼んでいる。また子供に有害なサイトへのアクセスを制限するという目的のWebアクセス制御機能も搭載しており、「ペアレンタルコントロール」と称している。

 購入は、エフセキュアのオンラインストアやBBソフトサービスの「BBソフトダイレクト」から可能。料金を支払ったうえで、Androidアプリケーション本体であるapkファイルをダウンロードする。現在のところAndroid Marketでは販売していない。このため、インストール時には「設定」→「アプリケーション」→「提供元不明のアプリ」にチェックする必要がある(写真2)。ただし、通常はこのチェックは外しておいた方がセキュリティ上は安全なので、インストールが終了したら忘れずに元に戻しておいたほうがよいだろう。

写真1●「エフセキュア モバイル セキュリティ for Android」の画面
写真1●「エフセキュア モバイル セキュリティ for Android」の画面
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写真2●インストール時には、「設定」→「アプリケーション」→「提供元不明のアプリ」にチェック
写真2●インストール時には、「設定」→「アプリケーション」→「提供元不明のアプリ」にチェック
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