写真1●折りたたみ式の2画面液晶を搭載したNECのAndroid端末「LifeTouch W」
写真1●折りたたみ式の2画面液晶を搭載したNECのAndroid端末「LifeTouch W」
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 去年の夏はモバイルWiFiルーターで大いに盛り上がったが、今年の夏もモバイル向けの情報機器に物欲を刺激されそうだ。10数機種もあるAndroidスマートフォン夏モデル、高速通信対応のモバイルWiFiルーター、Windows 7やAndroidのタブレット、Chrome OS搭載のChromebookなど、気になる新製品が続々と発表されている。

 Androidスマートフォンの夏モデルはバリエーションが豊富だ。NTTドコモが8機種、KDDIが6機種を今週発表した。いずれもスマートフォン用として最新のAndroid 2.3を搭載する。ユーザーインタフェース、処理性能、省電力機能などが改善された。このほか、テザリング搭載モデルの充実、Windows 7搭載のスマホ型端末、一定の条件で無料になるスマホ向け公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」など、見どころは多い。なお、ソフトバンクモバイルは夏モデルの発表会を自粛したため全体のラインナップはわからないが、これから順次発表していくという。

 パソコンやモバイル端末の夏モデルでは、各社がWindows 7やAndroidのタブレット新製品を投入し、にぎやかになった。一見するとタブレット型だが液晶部分をずらすとキーボードが現れてノートPCに変身する富士通の「LIFEBOOK TH40/D」や、折りたたみ式で2画面搭載したNECの企業向けAndroid端末「LifeTouch W」(写真1)など、個性的なモデルもある。

 当初の予定よりだいぶ遅れたが、「Chrome OS」を搭載するノートパソコン「Chromebook」も今夏に登場する(日本での発売時期は未定)。クラウドサービスの利用を前提にOSの機能を絞り込んだ結果、起動時間をわずか8秒にまで短縮できたとしている。その使用感については、Chrome OSの試用レポートを参考にしてもらいたい。

NTTドコモ、Androidスマホがますます充実

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Androidスマホが主役

冬モデルはスマートフォンがiモード機を機種数で逆転
---NTTドコモの山田社長

Windowsパソコンとiモード携帯電話が合体した「F-07C」

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