製品名 | ノートン モバイル セキュリティ |
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開発会社 | シマンテック |
価格 | 1年版2980円(想定実売価格) |
対応キャリア | NTTドコモ、ソフトバンクモバイル |
紛失対策 | あり |
マルウエア対策 | あり |
Webアクセス制御 | なし |
通話/SMSのブロック | あり |
今回はシマンテックが2011年3月25日に発売した「ノートン モバイル セキュリティ」の搭載機能を見ていく。
NTTドコモのAndroidスマートフォン「GALAXY S(SC-02B)」にインストールして試用した。
ノートン モバイル セキュリティは、「紛失対策」「マルウエア対策」「通話/SMSのブロック」の3機能を搭載する製品である(写真1、関連記事)。インストール方法はパソコンとほぼ同じ。ソフトウエアをシマンテックのサイトからダウンロードして、店頭で購入したライセンスコードを入力する。ソフトウエアはAndroid Market以外から入手することになるため、端末側でインストール関連の設定を変更しなくてはならないケースがある(写真2)。
盗難対策に使える4機能
盗難対策として使える機能としては、(1)リモートロック、(2)リモートワイプ、(3)リモート検索、(4)SIMカードロック---を搭載している。いずれも、遠隔から端末を保護するものだ。リモートロックは端末をロックする機能、リモートワイプは端末内のデータを削除する。リモート検索を使うと、端末の場所を把握できる。そしてSIMカードロックは、他のユーザーにSIMカードを挿し替えられて端末を使われてしまうことを防止する。
リモートロック、リモートワイプ、リモート検索は、端末のSMS(Short Message Service)機能を使用する。既定の書式で端末のワイプ、ロック、検索の命令を記述されたSMSメッセージを受信することがトリガーとなり、それぞれの処理が実行される。
これらの機能を使う前に、パスワードを決めておく必要がある(写真3)。併せて、「信頼できる友人」も指定しておいた方がいいだろう(写真4)。信頼できる友人の携帯電話番号が、パスワードを忘れてしまった際に端末をアンロックするために必要となる。