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安田 正 2011/04/21 ITpro

 今回は、話し言葉でよく使ってしまう表現「~ないこともない」「~ないとも限らない」といった二重否定を取り上げます。これを文章で用いると、話し言葉の場合と同様に意味が曖昧になり、誤解のもとになってしまいます。

どこが問題?

  • その条件でその価格なら、譲歩しないこともない。
  • それなら、まだ刷り直しできないこともない。
  • メンバーに彼が入るなら、課長も参加しないこともない。

ここが問題!二重否定を使っているので文意が曖昧になる

 否定を否定することによって、「消極的な肯定」の意味になります。はっきりした言い方がしにくい場合に、このような表現を用いてしまいます。曖昧な表現を好む、日本の文化特性が原因にあると考えられます。

これで解決!二重否定は肯定表現に変える

 「~ないこともない」などの二重否定表現は、「~だろう」「~かもしれない」などの肯定表現に変えましょう。

変わった!

  • その条件でその価格なら、譲歩しないこともない
    →その条件でその価格なら、譲歩するだろう
  • それなら、まだ刷り直しできないこともない。
    →それなら、まだ刷り直しできるだろう
  • メンバーに彼が入るなら、課長も参加しないこともない
    →メンバーに彼が入るなら、課長も参加するだろう

 文章のテクニックとしては、非常に簡単なものです。しかし、意識しないと口語と同様につい使ってしまうのが、二重否定です。自然に二重否定→肯定表現と変換できるように練習しておくとよいでしょう。では、いくつか練習しましょう。

練習

  • アポイントがキャンセルにならないとも限らない。
  • その評価は悪くないこともない。
  • 締め切りに間に合わないこともない。

練習解答

  • アポイントがキャンセルになるかもしれない。
  • その評価は結構良い。
  • 締め切りに間に合うだろう。

 二重否定表現と肯定表現、両者を読み比べてみるとお気づきになると思いますが、後者のほうが一読して文意が読み取れます。つまり、ビジネス文書に適しているということです。ほんの少しの意識の違いがわかりやすい文書を生み出すのです。

安田 正(やすだ ただし)
パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役
安田 正(やすだ ただし)
法人向けの研修を企画・実施するパンネーションズ・コンサルティング・グループの代表取締役。ロジカル・ライティング、ロジカル・コミュニケーション、交渉などの領域で、自ら講師としても活躍。2008年より早稲田大学理工学術院非常勤講師。著書に「誰でも論理的に書ける ロジカル・ライティング」、「なるほどナットク!ビジネス文書の達人になるためのQ&A41」など。

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