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日経コンピュータReport

日経コンピュータ

みずほ銀行、障害の発端は人為ミス

ITガバナンスにも課題を残す

2011/03/31
中田 敦、大和田 尚孝=日経コンピュータ
出典:日経コンピュータ 2011年3月31日号  pp.16-17
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 「社会インフラを担う銀行として、あってはならないトラブル。ご迷惑をおかけした皆様におわび申し上げる」。みずほ銀行の西堀利頭取は、3月15日から続く大規模システム障害に関する記者会見でこう陳謝した。

 15日朝に表面化した障害は、振り込みシステムから起きた。「初動対応に不手際があった」(西堀頭取)ため、これが勘定系システムに波及()。その結果、最大で116万件の振り込みが未処理になった。窓口業務やATMもたびたび停止した()。

図●みずほ銀行におけるシステム障害の発生箇所と障害発生までの流れ(一部本誌推定)
振り込みの上限件数の設定ミスがトラブルを誘発した
[画像のクリックで拡大表示]
表●みずほ銀行のシステム障害とその復旧状況(3月24日午前10時現在)
[画像のクリックで拡大表示]

 みずほ銀は24日午前10時現在、障害の原因を詳しく発表していない。だが本誌の取材で状況が明らかになってきた。

 結論から言うと、今回の障害の直接の原因は人為ミスである。だが被害が拡大した真因は、みずほ銀の振り込みシステムの作りにあった可能性が高い。さらに問題の根底には、ITガバナンスの欠如も見え隠れする。

 まずは障害が発生した経緯を説明しよう。

>>上限件数の設定を誤る
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