■「Virtual Volumes View」はDVDメディアやハードディスクに保存した大量のデータをデータベース化し、いつでも参照可能にするフリーソフトである。
■インデックス化したカタログデータを活用し、仮想フォルダを駆使しながら効率的な検索や整理などが可能だ。
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コンピュータを使用する上で、データのバックアップはユーザーにとって大切な作業の1つである。データのバックアップには通常、外付けのハードディスクやCD/DVDあるいはBlu-Rayメディアなどを使っているはずだ。
メディアに入っているコンテンツをインデックス化
バックアップ先のメディア数が少ない場合には、保存したデータがどこにあるかを把握するのはさほど面倒ではない。だが、バックアップデータ量が増えるにしたがって、メディアの管理に手間取るようになる。そして、いざデータをリストアしたいときに限って、どのメディアに保存したのかを忘れてしまい、復元作業に思わぬ時間がかかってしまった経験をもつユーザーも多いことだろう。
また最近は、CD/DVDメディアにさまざまなコンテンツを収録した雑誌や書籍の付録が、よく入手できるようになっている。これらの付録メディアは、参照すれば非常に役に立つのだが、知らないうちに貯まってしまい、膨大なメディアの中に必要な情報が埋もれてしまって探し出すのに苦労した経験を持つユーザーも多いはずだ。
こうしたメディアに蓄積された情報を簡単にデータとして保存し、必要なときにすぐに参照・利用できるようになれば、データのバックアップ/リストアやメディアのコンテンツを参照する作業も効率が上がるはずだ。そこで今回は、これらの膨大なメディアコンテンツを簡単にインデックスとして収集し、データベース化していつでも参照できるツール「Virtual Volumes View」(以後、「VVV」と略記)を紹介することとする。