クラウドサービスに関する企業イメージ調査の上位50社のリストを表1に示した。第2回クラウドランキングでは、イメージ調査で総合スコア65以上を獲得したベンダー12社を「ベストブランド」とした。なお、本調査では8374人から有効回答を得ている。

表1●クラウドサービスに関する企業イメージ調査の結果
表1●クラウドサービスに関する企業イメージ調査の結果
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 ベストブランドの顔ぶれは、新たに日本オラクルが加わった以外は第1回クラウドランキングの時と変わらない。セールスフォース・ドットコムやグーグルといったクラウドサービスをひたすら開拓してきたベンダーと、日本マイクロソフトや日本IBM、富士通、NTTデータといった大手ベンダー、仮想化技術に強いヴイエムウェアなどがランクインした。

 今回は、前回の374社から250社に調査対象を絞った。さらにランキング対象とするベンダーの企業認知度の条件を「非認知90%未満」から「同66.7%未満」に変更した。回答のしやすさを考慮してイメージ項目の設問方法も簡素化した(詳細は本記事最後の「調査概要」を参照)。

 一連の変更により、平均値を50、標準偏差を10となるように標準化した総合スコア(いわゆる偏差値と同じ)が常識的な範囲に収まった。これに伴いベストブランドの選定基準を総合スコア75から65に変えた。

 前回調査は、あまり名の知られていないベンチャー企業なども調査やランキングの対象にした。このため、バラツキが非常に大きく、上位グループの総合スコアは100を超えていた。