会話の中でとっさに言葉が出てこず「えーっと、アレをあれして、それから、ソレをそうすればいいでしょう…」などと、アレやソレといった指示代名詞を多用してしまい結局相手には話が通じなかった、という経験があるかもしれません。
同じ現象が文章でも起ります。つまり、「この」「あの」「その」「これ」「あれ」「それ」といった指示代名詞を多用しすぎてしまったり、不適切な使い方をしてしまうと全く意味が通じなくなってしまうのです。
どこが問題?
ここが問題!指示代名詞を多用しているために混乱してしまう
「それ」「その」「これ」「この」といった指示代名詞を多用しすぎです。指示代名詞の連続で、いったい何を指しているのかが分りません。その結果、文意が分りづらく、読みにくい文章になっています。
これで解決!指示代名詞の使用は一文で2回までにする
一文中での指示代名詞の使用は2回までにします。もし、3つ以上の指示代名詞が出てきたら
(1)余分なものはないか見直して削る
(2)言葉の並び順を変える、または違う言葉を使う
などして、数を1つか2つに減らしましょう。
では、この2つのポイントに基づいて、上記の文章を直してみましょう。
変わった!
話し言葉と同様、「その」「この」といった指示代名詞は、便利なので多用したり、間違えて使用してしまいがちです。これは、自分だけがわかる、独りよがりな文章になる原因です。これを避けるために、しっかり上記の2つの改善ポイントを意識しながら、書いてみましょう。