タイムマネジメントは挫折しやすい?

 この数年、タイムマネジメントへの関心は高まっています。たとえば、書店のビジネス書の棚を見れば「○○時間術」「○○時間活用術」といったタイトルの本が目立つようになりました。昔からこうだったわけではなく、この数年のうちにこうした本が増えたのです。それだけ「時間をうまく使うこと」への関心が高まっているわけです。

 その反面、タイムマネジメントがうまくできているという人は、まだまだ少ないのが現状です。たとえば、「タイムマネジメントは必要だとは思うけど、大変そうだし、やれそうもない」という人や、「タイムマネジメントをやってはみたけど、結局続けられなかった」という人も多いのです。

つまずきやすいのは「計画を立てる」ところ

 「タイムマネジメントは大変そう」「タイムマネジメントが続かなかった」という人の多くは「計画を立てる」ところに問題があると言います。たとえば、この連載で紹介した計画表を見て、「こんなの大変そう」と感じて、タイムマネジメントを始めていない人もいると思います。

 しかし、計画を立てる作業はやり方しだい。やり方によっては、あまり負担になりませんし、始めるのも、継続するのも簡単になるのです。