「3月12日の九州新幹線の全線開業に合わせて、“ご当地アプリ”を作ろう」。こんな活動を始めたのが、熊本支部だ。熊本支部は2010年の7月に発足、プログラマーだけでなく、デザイナーやプランナーなど多彩な顔ぶれが集まっている。ITproは、2011年1月22日に崇城大学で開催された、熊本支部としては第5回の勉強会となる会合「第1回アプリを作ろう(ご当地アプリ)」を取材した。

 22日の会合は、1月9日に東京で開催されたイベント「ABC(Android Bazaar and Conference)2011 Winter」(関連記事)の開催直後だったことから、同イベントの報告から始まった。ABC 2011 Winterでは、熊本支部のコアメンバーが上京、同支部の紹介のほか、今後ご当地アプリの作成に取り組むことを宣言、他の支部との連携も呼び掛けていた。

写真●熊本支部の会合「第1回アプリを作ろう(ご当地アプリ)」
写真●熊本支部の会合「第1回アプリを作ろう(ご当地アプリ)」
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 ご当地アプリを作りたい――。こんな話題が誰からともなく出てきたのは、数回の勉強会を経た2010年末のことである。実際にアプリを作ることで、参加者のスキルが向上することは分かっていた。しかし、小規模なグループなので大作は望めない。ならばネタ勝負、ということで出てきたのが「ご当地アプリ」だった。九州新幹線の全線開通も間近に迫っている。熊本を売り込むご当地アプリは話題性があり、タイミングとしても絶好である。