「初の最終赤字」に陥ったTBSが気になる

 5月、6月は、多くの企業が決算発表をする季節──。

 ニュースを見て気になった企業は決算書をチェックしてみませんか。

 平成22年3月期で、私が気になったのは東京放送ホールディングス(以下、TBSホールディングス)。そう、テレビ局です。

 なぜかと言えば、「初の最終赤字」と報道されていたからです。

 「初」といっても、連結財務諸表による報告を始めて以来とのことらしいのですが、長引く不況の中で今になって「初」の最終赤字となったことがとても気になったのです。

 ちなみに、「最終赤字」とは、損益計算書の末尾にある「当期純利益」がマイナスだったということを意味しています。

 そこで、TBSホールディングスの損益計算書をチェック!

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