ITエンジニアにとって文書作成技術は欠かせません。日常のメールのやりとりにはじまり、要件定義書、機能仕様書、企画の提案書など、上司やチーム、顧客などに対して、文章でコミュニケーションをとる機会がとても多いからです。

 連載『悪文と良文から学ぶロジカル・ライティング』では、論理的にわかりやすい文章を書くノウハウを伝授しています。ITエンジニアが日常的に用いるであろう文章を例に使い、どこが悪くてどう直せばいいのかといったポイントをわかりやすく解説しています。実践すれば、誰でもすぐにわかりやすい文書が書けるようになるはずです。

オリエンテーション

ITエンジニアにとって「書く技術」とは?

文書の全体構成を組み立てられるようにする

内容を大きく分けて項目を立てる

適切な順番で項目を並べる

話の階層をそろえる

文章表現の基本ルールをマスターする

主語と述語を対応させる

修飾語と被修飾語をはっきりさせる

接続詞を効果的に使う

語尾を統一する

一文を短くする

一文一義にする

「の」を3つ以上連続して使わない

文章表現ならではの言い回しを覚える

敬語を使いこなそう1 動詞編

敬語を使いこなそう2 敬称編

「お願い」と「お断り」はクッション言葉を使う